考える葦になれるか?

日々感じたこと,考えていること,日常などについて発信していきます.

YouTubeの料理チャンネル

 自分は今年で27歳になる。一人暮らしを始めたのは、大学生になってからなので今年で9年目になる(もうそんなに経つのか~って感じだけど)。今はアメリカに住んでいて、生活費を抑えるためによく自炊をするようになった。

 

 アメリカで生活し始めて思うのは、外食が高いということ、そしてとにかくハイカロリー(よく言われることだろうけど)。外食を繰り返していると、食費だけでも月六万くらいはしてしまいそう。だからたいていの場合、自炊が必須になる。自分は日本に住んでいたときは自炊をあまりしなかった。しても大体同じメニューしか作らなくて、毎日自炊をするには、レパートリーが足りなかった。そこで、見始めたのがYouTubeの料理チャンネルである。今まで自分は料理チャンネルはほとんど見なかったけれど、検索してみたらその数に驚いた。自分はツイッターをやっていたので、ツイッターで見たことのあったリュウジさんのチャンネルを試しに見始めた。

 

 そしたら本当に面白い。ハイテンションでジョークを交えつつ動画とともにわかりやすい解説があり、自分でもできそうだなと思えた。自分は中華料理がすきなので、一番最初に作った料理は至高のチャーハン。このチャーハンは、作り方自体はそこまで難しくないんだけど、日本酒を途中で使ったりと特徴的なところがある。日本酒はアメリカのスーパーで手に入るのかと思っていたけれど、なんと普通に売っていた。しかもそこまで高くなく大体3ドルくらい。ちゃんと日本のブランドのものを買える。料理動画を見るまでは、料理に日本酒なんて使ったことがなく、いったいどれほどおいしくなるだろうかわからなかった。けれども、日本酒を使うことでとても風味がよくなるんだなあと感じた。また、リュウジさんのレシピでは、生姜を入れていたんだけど、この生姜のおかげで全体的にすっきりとした味わいになり、とてもおいしいと感じた。

 

料理動画を見ると、文字だけのレシピより全体の感覚がつかめるからいいなと思った。例えば、きつね色になるまで炒めるとか、チャーハンで卵をフライパンに入れてから、ご飯を入れるタイミングとか、料理したことがないと文字だけでは感覚がつかみにくい。けれども、動画があると料理の各工程のイメージがつかみやすいし、自分でもできそうだなと思える。そうして作った自分の料理がおいしいと、素直に感動する。自分でもここまでおいしい料理が作れるのかって(笑)。

 

それからも、至高のペペロンチーノを作ってみたり、ピエンロー風の油鍋、鳥白湯鍋、日本酒鶏パスタとかいろんな料理を作れるようになった。こんな素晴らしい動画を無料で公開してくれる料理研究家の方には頭があがらない。最近は料理が本当に楽しくなり、趣味といえるようなレベルにまで成長した気がする。

 

というような、YouTubeの料理動画っていいよねって話でした。

話をしていて面白い人、つまらない人

突然だけれども、自分はコミュ力の高い人が苦手だと思うことが多い。別に嫌というわけではないけれど。

 

コミュ力の高い人はすごい。初対面の人とも笑顔で話して、会話自体を楽しんでいるように言える。けれども自分はそれが苦手なのだなと感じている。コミュニケーションが得意な人と毎日顔を合わせる中で、いろいろな話をして、相手も笑顔で話してくれるから自分は仲良くなれたと思うようになる。けれども相手からしたら、自分はそうでもないんだなと感じる瞬間が会話の中で見え隠れして、結局自分は相手からしたらいてもいなくても同じなんだなと思う。

結局、コミュニケーションが好きな人にとっては、いろいろな人と話すのが楽しいというだけで、一つ一つの関係性としては深いものではないのだと思う。もちろんそのような人にとっても、深い関係性を築いている人はいると思うけれど。

自分は、自分が思うほどに相手とは仲良くなれていないと実感するその瞬間が、どうしようもなくつらい。自分はもう今年で二十代半ばになるけれど、中学校、高校、大学と同じような経験を何度もしてきた。そういう思いをするたびに、自分には何の魅力もないのかなと思ってしまう。

 

自分でいうのもなんだが、自分は勉強は好きで、大学に入ってからは研究がとても楽しいと感じていた。自分で問題を設定して、ディスカッションをしながら試行錯誤をして解いていく過程がとても楽しかった。けれども、自分の人とのかかわり方がまずかったのかもしれない。自分が成果を上げて楽しくなってきたころ、周りから揚げ足を取られたり、嫌なことを言われることが増えた。お前は大したことないと言いたいだけだろ、と思ったこともあった。嫉妬だと思うこともできるかもしれない。でも自分は違うと思う。真面目に努力してすごい成果を上げても、揚げ足を取られるどころか、周りから慕われている人もいるから。なんで自分はいつもこうなんだろうと落ち込むことはあったけれど、結局のところ自分に魅力がないからそうなのだろうと思う。

楽観的な見方をして仮に自分に向けられる感情が嫉妬であったとしよう。でも、自分はそんな嫉妬されるような人間じゃないぞと思う。研究以外のほかは何もできないし、趣味といえるものもほとんどない。中学高校と仲良かった友達とは疎遠になるし、大学では友達はほとんどできなかった。休日も基本一人で過ごして、毎週末同じようなことをしてただ時間が過ぎるのを待つことが多い。人は自分の見たいところしか見ていないよなと思う。見えないところで苦しい思いをみんなしているのだから、そういう悪意を向けないでくれと思う。そもそも、自分には勉強や研究しかないのだ。それがなくなったら自分は何のために生きているかわからなくなってしまう・・・

 

もっと話をしていて面白い人になりたかった。別に友達に認められたいとかは思わないけれど、お互いを尊重しあえるような関係を築きたかったと思う。そして何よりも、この人のことをもっと知ってみたいと思われるような人になりたかったなあ。